助けてください!これを許すと他のテニスコートも急速になくなる可能性!
特定企業の利益のためにテニスコートがなくなる!?

日比谷公園を私企業の前庭のようにすることで周辺商業施設の建築容積率を緩和させることが決まり,それが再整備に影響を与えています。
結果としてテニスコートがなくなるかもしれません。
我々の思い出の地が,私企業の利益のために失われることを阻止しましょう!

日比谷公園テニスコートがなくなることの日本テニスへの影響

有明に次ぐテニスの聖地と呼ぶ人もいる日比谷公園のテニスコートの廃止計画についてご存知でしょうか?

アクセスもよく,ほぼいつでも5面すべてが埋まっているようなコートなのですが、これらのテニスコートの廃止案が開発計画に盛り込まれております。

年間20,000人以上がテニスをできなくなる!?

仮に現在の5面→2面になると,日比谷公園テニスコートの年間利用者は15,000人(※1)~25,000人(※2)程度減少します。

10年で25万人程度以上の減少になりますから,日本テニスにマイナスの影響があるものです。

加えて,東京のど真ん中千代田区の都営テニスコートにおける前例となってしまうため,他地域への影響も考慮しなければなりません。日比谷公園テニスコートの面数減少はこういった波及効果も含め,ざっくりとした概算ですが10年で250万人程度の競技人口減につながるでしょう。

※1 ネット上にあった自治体のファイルを参考に1面あたりの年間利用者数約5,000人と想定した場合の仮定計算。

※2 1時間枠を平均4名で利用すると仮定した場合,26,280名/年(=4名×6枠/日×3面×365日)の利用者減少。実際は平均4名より多いと思われる。

さらに,減面されたコートではテニス以外もできる球技場のようなものにしようとしているようです。

テニスコート以外の用途を付加されると,仮に面数を維持できても一日通してテニスコートとして使用することができなくなるでしょう。

もちろん,利用者数=競技者数ではありませんが,テニスができるコート施設数は,競技者数の上限値に相関しているのは明らかでしょう。

特に都心部のテニスコートは郊外と比べて数が少ないことから貴重であり,同コートがなくなれば,都心住まいのジュニア選手等のテニス難民がより一層吸収できなくなります。

反対署名運動等もあるようですが,どの程度影響力があるのかはわかりません。

テニスコートが年々減少しているなか(※3),何とかこの計画を軌道修正できないかと思案しております。

<参考:JTA『平成29年度テニス環境等実態調査報告書』,p7>

※3 「人口減少率(※4)<テニスコート減少率」となっており,1人あたりのテニスコート数が減っている。

※4 統計局2022人口推計参照

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